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産後に不安で涙が止まらない。。。

こんにちは、salon FluffyオーナーのLisaです。

最近ご近所さんにあかちゃんが生まれて、幸せのおすそ分けをいただきました!

でも私自身の産後を思い返してみると・・・

里帰りしていた実家から自宅に帰る道中、感傷的になってずっと涙が止まらなかったり、

夜には漠然とした不安が押し寄せてきて怖かったことを覚えています。

 

産後に不安で涙が止まらないママにとって、このブログがお役に立てれば嬉しいです。

 

なぜ、産後は不安になるのでしょうか?

初めてのあかちゃんとの生活で、わからないことだらけであることが不安につながるのかな、

と想像できますが、科学的に身体の中を見ていくと、

その不安感はホルモンバランスからも生じているようです。

 

産後1ヶ月にうつ症状を示した母親では、妊娠中期から出産直後にかけての性ホルモン(プロゲステロン、エストラジオール、テストステロン)の低下が大きく、また出産直後の血中プロゲステロンが低いことが明らかになりました。」*1

ということが研究により解明されています。

出産直前まで増加傾向だった血中のプロゲステロンが、出産を機に急激に減少することで、心理面に影響があるようです。

 

また別の研究では、

産褥期においては、この時期の睡眠の分断が抑うつ発症に関係していることが明らかになっている。」*2

ということも示されています。

1〜3時間おきの授乳、なかなか寝付いてくれないことから、十分な睡眠を確保できるママは少ないのではないでしょうか。

 

産後の不安を解消する方法はありますか?

来る日も来る日も、不安感が強かったり、少しのことで涙が止まらなかったり。

産後の不安を解消するには、どのように過ごせばいいのでしょうか。

 

妊娠期から産後1年までの抑うつとその変化についての研究では、このように言われています。

一般的な抑うつの改善に必要な、安定した眠りや気晴らしの確保も必要と考えられる。そのためには、夜間の授乳を代わる、あるいは、日中子どもを預かり、散歩に出る時間をつくるなどの周囲のサポートが必要。他の乳児を見ることで、自分の子どもの反応を理解したり、他の人の乳児への関わりを学ぶことができる。親子の小さなグループで、親子のやりとりに専門家が関わることなども有用であろう。」*3

 

子どもが寝ている間に家事を進める!というママも多いと思います。

でも産後に不安感が強い、涙が止まらない、産後うつかもしれないママは、

お子さんが寝ている時に、横で一緒に身体を休めることが大切です!

 

ごはんの準備や洗い物、洗濯物、掃除など、やらなければいけないことはたくさんあるでしょう。

ところが、ママの産後の不安感やうつ症状は、そのままママやお子さんの命にも関わります。

少しくらい家事がたまっても、ママの心と身体を1番に優先することに罪悪感は不要です。

 

産後のママに特化した『産後トータルケアクラス』があります

産後の不安=うつ症状の改善には、有酸素運動が有効です。

睡眠の質を高めるにも、気晴らしにも効果があります。

 

小さな子どもがいるのに有酸素運動なんて難しい!と思われるかもしれません。

ところが、一畳ほどのスペースとバランスボールがあれば、ご自宅にいながら、有酸素運動ができるプログラムがあるのですよ!

 

産後のママは、不安感や涙が止まらないようなメンタル面の落ち込みもあれば、肩こりや腰痛などの身体のトラブルもありますよね。

パートナーやご家族との関係がうまくいかなかったり、ポジティブになれなかったり、人それぞれ様々な「うまくいかないポイント」があります。

ちょっとした悩みを話し合えるママ友がほしい、という方もおられますよね。

 

このような身体と心をトータル的にケアできるプログラムが、産後指導士による「産後トータルケアクラス」なのです。

あかちゃんが泣いてしまっても大丈夫。プログラムの途中だからって、授乳やミルク、おむつ替えだって大歓迎です。

このプログラムによって、ママの産後の不安感、涙が止まらないこと、心細さ、身体のだるさなど、うまくいっていないことに、少しでも光が射すことを、同じ産後うつ経験者として願っています!

 

受講してみたいという方は、こちらから詳細をご確認くださいね。

対面受講はもちろん、遠方の方はオンライン受講をお勧めします。

お話しできることを、楽しみにしていますね!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

*1)The delivery of a placenta/fetus with high gonadal steroid production contributes to postpartum depressive symptoms.Saya Kikuchi. 性ステロイドを高く産生する胎盤/胎児の娩出は産後うつ症状に寄与する.菊地紗耶ら.Depression and Anxiety

*2)Chang,J.J.,Pien,G.W.,Duntley,S.P.,& Macones,G.A.(2010).Sleep deprivation during pregnancy and maternal and fetal outcomes: Is there a relationship? Sleep Medicine Reviews,14,107-114.

*3)妊娠期から産後1年までの抑うつとその変化:縦断研究による関連要因の検討.安藤智子,無藤隆.発達心理学研究.第19巻,第3号,283-293.2008